『砂川湯』は、創業46年になる老舗銭湯です。かつては「第二砂川湯」もありましたが、現在ではこちらの「砂川湯」が武蔵村山市で唯一の銭湯になりました。
遠方からでも、銭湯のシンボルである煙突が目に留まります。
店舗のすぐ隣では、銭湯用の薪割り作業が行なわれていました！
割られた薪は、綺麗に組み立てられて銭湯用に焚かれていきます。薪で焚くと、ピリピリせず柔らかいお湯になるのだそうです。1日で100本程の木材が焚かれていきます。薪の焚かれる香りに癒されます！
女湯は、ロゼピンクがポイントの可愛らしい内装です。風車のタイルも素敵です。
男湯は、富士山柄のタイルで装飾されています。
お湯の温度は、低温（39℃～40℃）、中温（42℃～45℃）、高温（50℃）と3つの浴槽でそれぞれ異なっています。高温のお風呂は珍しいようで、こちらの高温に入浴する為に遠方から足を運ばれているお客様もいらっしゃるとか！中温までだとお風呂に入った気がしないという方も大満足だそうです。
また、低温のお風呂には、女湯・男湯共に日替わりで入浴剤が投入されます。コラーゲン、ローヤルゼリー、紫コン、森林浴など、その都度違ったお湯を毎日楽しめるのも嬉しいですね！
シャンプーや石鹸もミニサイズで30円～40円で販売しています。貸しタオルもありますので、思い立った時に手ぶらでふらりと立ち寄ることができるのも魅力です。
入浴料は大人450円、中学生350円、小学生180円となっています。時間制限もないのでゆったりとした一時を楽しめます。
脱衣所には広い畳のスペースが広がっていて、お風呂上りに足が冷えないように、という心遣いを感じます。ドライヤーの他、冷水機、マッサージチェアやテーブル、ソファーもあるので、のんびり寛げます。
お風呂上りには、定番の牛乳やコーヒー牛乳をどうぞ。腰に手を当てて一気に飲み干したいですね！
こちらの銭湯を管理されている小倉真理子さんは、初対面とは思えないような親しみやすい女将さんです。テキパキと業務をこなしながらも、明るい笑顔で場の雰囲気を和ませてくれます。「お子様からご年配の方まで気に入っていただける銭湯だと思います。時にはファミリーで、時にはおひとりでごゆっくりと温泉をお楽しみください。気軽にお立ち寄りくださいね。」と仰っていました。
ホームヘルパーの資格を持たれている女将さんがいらっしゃるので、いざという時でも安心！頼りになる存在です。
ゆず湯、菖蒲湯、ラベンダー湯など季節限定のお風呂を楽しめる日もご用意しています。さらに、ヤクルトをサービスしてくれる日も！その日に来店したらラッキーですね♪ぜひお気軽にお問い合わせくださいとの事でした。
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合にも加盟しているおり、大人用の都内共通入浴回数券を10枚4,200円で販売しています。4,500円分の入浴ができるのでお得ですね！ぜひご利用ください。
高齢のお客様がひとりで来店されることも多く、気軽なおしゃべりを楽しめる大切なコミュニケーションの場にもなっています。
考えてみれば、昔から日本には「裸のつきあい」という言葉が存在していて、心も身体も裸になりさらけ出すという点で銭湯は世代を越えた社交場でした。維持が大変という事で銭湯の数は年々減少していますが、古き良き時代の文化を象徴するこの空間がずっと守られて欲しいと心から願うばかりです。
砂川湯
042-562-0658
武蔵村山市学園3-68-1（地図）
15:30～22:30
水
駐車場あり
