「武蔵村山市役所西」交差点近くにある『三陸 大船渡寿し』
その名の通り、岩手・大船渡から直送されるネタを使うお寿司屋さんです。
店主の新沼さんはもともと大船渡港の近くで寿司店『大鮨』を営んでいましたが、東日本大震災で被災。高台にあった自宅は無事だったものの、店は津波で流されてしまいました。
震災から半年後の2011年9月、縁あってこの地で店を再開。口コミで評判が広まり、今では常連さんもたくさんいらっしゃいます。
カウンター席では、新沼さんが目の前で寿司を握ってくれます。驚くのはネタの新鮮さと大きさ!冷凍物は一切使っていません。
新沼さんが東京に来て戸惑ったのは、どこを探しても冷凍のマグロしかないこと。こちらの店ではマグロも生を使います。
取材した日も、カウンター席のお客様が「このマグロ、美味い!デカい!」と感激していらっしゃいました。
こちらは宴会プラン5,000円のお料理。
この日は、伊勢海老のお造り、まぐろのお刺身、いくら、サンマの大和煮、つみれ、5種類の貝の味噌焼き、小エビの揚物、ふきの煮物、サラダなど。
これに上寿司(ウニ、アワビ、中トロなど)と小鉢がつきます。
産直の食材を使っているので、お値段もとってもリーズナブルですね。
宴会プランは3,000円からあります。
みごとな伊勢海老です!
「大船渡は世界三大漁場の一つですから、豊富な種類の魚介類が獲れます。伊勢海老だって伊勢志摩のものに負けません」と話す新沼さん。
マグロも一切れ一切れに厚みがあってびっくり!季節感たっぷりの盛付けも素敵ですね。
イクラも黄金色に輝いています!
写真手前は、脂ののった新鮮なサンマの大和煮。
大船渡はサンマの水揚げ日本一なんですね。
ランチもおすすめです。
お寿司+お料理3品+サラダ+お吸い物で1,000円!
お客様は「こんなに美味しくて、こんなに安いの?」と皆さん驚かれます。
新沼さんは、最初「東京」と聞いただけで抵抗があったそうです。
でも武蔵村山に来てみたら、自然が豊かで人も温かく、「大船渡とあまり変わらないな」とホッとされたそうです。
今ではすっかりこの地に溶け込んだ新沼さん。
「大船渡ではまだ『寿司なんて贅沢なものは食べられない』という雰囲気がありますが、4~5年後にはかつての常連さんのためにも大船渡に帰りたい。そのときは、ここを息子に任せて、大船渡を“支店”にします(笑)」と話してくださいました。
素敵な“支店”ができるよう、武蔵村山市民の私たちも応援しましょう!!
三陸 大船渡寿し
042-510-9036
武蔵村山市本町2-80-1(地図)
11:00~13:30 17:00~22:00
定休日 火曜日
駐車場あり